映画「インサイド」あらすじ

妊娠中のサラは、定期検診の帰り道、夫とともに交通事故に遭ってしまう。
サラはお腹の中の子供とともに一命をとりとめたものの、耳が聞こえない状態に。同乗していた夫は死亡してしまっていた…。
絶望に陥るサラだったが、出産予定日が近づいてくる。
母に手伝ってもらう計画を立て、予定日に備えていたが…。
少しずつ不安が押し寄せてくるサラ。
一人になったサラを心配して、足しげく通ってくれる隣人のゲイカップル。
隣人は母の到着まで一緒に過ごそうと家に招待してくれる。
しかし、気分が乗らないからと誘いを断るサラ。
その夜…。
激しい雨の中、突然家のチャイムが鳴った。
なぜ、こんな夜中に訪問したのかと尋ねれば「車が故障したので電話を貸してほしい」という。
どうやら、女性のようだ。
けれども、妊婦の身であり不信を感じたサラは「夫が眠っているのでドアを開けることはできない」と断る。
それでも食い下がる女だったが、再度サラが断ると…。
「どうしてうそをつくの、あなたの夫は死んでいるのに」と、知りえない事実を口にした女。
驚いて改めて外の様子を見てみると、女の姿は消えていた。
不気味に思ったサラは、警察に連絡。
すぐに警察が駆けつけてくれたが、付近を定期的に巡回するといってすぐに帰ってしまった。
隣人であるゲイカップルにも連絡を入れるも、電話はつながらない。
不安になりながらも、横になって母到着を待とうとするサラ。
補聴器を外し、眠ろうとするサラのもとに、先ほどの女が戻ってくる。
手には刃物の入ったジェラルミンケースを持って…。

映画「インサイド」感想

フランスのスプラッタ映画『屋敷女』のリメイク。
耳が聞こえない妊婦が、突然謎の女に押し入られて、襲われるという少々パニック要素も含んだホラー映画の仕上がりになっている。
『屋敷女』はフランス映画ということもあり、とっても残酷なシーンもあったが『インサイド』では聴力を失った妊婦の恐怖体験がとても斬新に表現されている。
耳が聞こえず、お腹の大きい妊婦の身で突然襲われるとはどういう状況なのか…。
怖いながらも、興味深く見てしまう仕掛けが素晴らしい。
また、理由なく急に家に押し入られる恐怖がスピード感をともなって「なぜ?」と考えるすきもなくどんどん進められる。
「助けが来た!」と思ったとたんに、謎の女の前に倒れていく隣人、母親、警官…。
謎の女の動機が分からないままに、狂気としか表現のできない様でサラを執拗に襲ってくる恐怖…。
映画としては、100分にも満たず、短い分類に入るが濃い内容のためか2時間映画を観たような充実感があった。