映画「クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」あらすじ

野原しんのすけ(しんちゃん)が通う春日部市の幼稚園に、ある日サキという女の子が転入してきました。
サキちゃんのお父さんは色々なものを作っていて、母親は既に他界していました。
なかなか幼稚園の子供達と馴染めないサキでしたが、しんちゃん、風間くんたちとは自然に仲良くなれました。
そんな中、春日部市では不吉なことが起こり始めます。
毎晩眠ると春日部市の人々は不思議な世界に迷い込むのです。
その夢の中(巨大な魚のお腹の中)では、やりたい事がなんでも出来る夢のような世界です。
しんちゃんの友達であるマサオくんは小説家になったりして、みんな夢の中で楽しんでいます。
しかし次第に大人達は、その巨大な魚のお腹(夢の中)から放り出され、お腹の外では地獄のような悪夢が待っていました。
毎晩悪夢にうなされる大人達は、だんだん元気がなくなり、今度は子供達も悪夢にうなされるようになったのです。
さすがにおかしいと感じた野原しんのすけが率いるカスカベ防衛隊は調査にかかりました。
すると次第に悪夢の原因はサキの父親であることが分かりました。
父親はサキが悪夢しか見られないのを何とかするために、春日部市の人間の楽しい夢を吸い取り、サキにあげて反対に悪夢を春日部市の人間に振りまいていたのです。
その事を知ったしんちゃんは、サキも春日部市の人間もみんなが幸せな夢を見られるように、しんのすけの父親ヒロシと母親みさえたちを巻き込み夢の中(ユメミーワールド)へ旅立ちます。

映画「クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」感想

この映画に登場しているサキが悪夢ばかりみている原因は、サキの「母親が死んだのは自分のせいだ」という自責の念だと感じました。
映画のラストではサキと黒いサキが会話するシーンがあります。
そこでは「母親を死に追いやった自分が幸せになるなんて許されない」と黒いサキは、幻の母親を作って悪夢を見せていた事が明らかになっていきます。
しかし、サキと黒いサキが調和(融合)することによって事態は終息を迎えます。
これは私たちにも言えることだなぁと感じました。
誰かに責められるのではないかとビクビクしているけれど、そうではなくて1番責めているのは自分なのではないか?という問いかけが隠されているように思います。
映画ではわかりやすく「夢」がキーワードになっていますが、夢=潜在意識と捉えたらこの映画が言わんとすることが見えてくるような気がします。
サキは事実とは違う思い込みから自分の中に、悪を作り出してしまいましたが、本当に必要なことは事実をちゃんと見ることだと思いました。