映画「ひゃくはち」あらすじ

ひゃくはちは、人間の煩悩の数を示す数字なんだって。
野球のボールの縫い目の数もひゃくはちなんだよ。

神奈川の高校野球の名門校。誰もが甲子園を夢見て、レギュラーを夢見て、この学校に入ってきた。
親元を離れた寮生活は年頃の男子高校生には辛いときもある。
しんどい練習は退部者も生む。
県内外から集まってきた部員たちは、どいつもこいつも才能の塊で、自分が今まで築いてきた技術も自信も揺らぐ。

野球ってなんなんだろう?
甲子園ってなんなんだろう?

1つ上の代が、夏の地方で負け、引退を迎えた。
自分たちの代で、甲子園に行く、俺たちは甲子園のベンチに入る、そう決意する雅人(斎藤嘉樹)とノブ(中村蒼)。
それでも、同級生だって、後輩だって、おんなじように思って、前に進んでる。
必死こいて練習重ねても、生活面で監督にアピールしてみても、どうにも出番は回ってこない。
応援してくれる家族の声、野球と出会った日、後ろ向きな感情が消えることはない。
チームだけど、みんなライバルで、甲子園、という目標が、一つ勝つということがどんでもなく遠いものに
なっていったりもする。
彼らは、時には女の子とハメを外しそうになってみたり、とんでもない後輩の入部に絶望したり、
それでもひたむきに、甲子園に行くため、甲子園の舞台に立てる18人に入るため、死に物狂いで練習していく。

「ツラくても、迷っても、この夏が、俺たちの全て」

甲子園の土を彼らは踏めるのだろうか。

映画「ひゃくはち」感想

高校野球は、煌びやかに見える。
プロ注目の選手は、他のスポーツのプロ選手よりもよっぽど知名度もメディアでの取材もある。
女の子にもたくさんモテるとも聞く。
超満員の甲子園の舞台で、多くの観衆から一心に注目を集めてプレーする姿は、目を留めないわけにはいかない。

けれど、彼らもみんな高校生だ。エロいことも考えるし、しんどくもなる。
この映画は、その距離感がリアルで、嘘に見えなくて、一緒に唇を噛み締めてしまう。
レギュラーになれるか、なれないか、メンバー登録されるか、されないか、そのことに青春を捧げる彼らの
姿を見て、自分にもそんな毎日があったことを思い出させられる。
チームのために尽くすこと、才能をとことん活かしていくこと、どんな役割だって、そこに努力の積み重ねがあるから、
成り立つし、甲子園の舞台に立てるかどうかよりも、ずっと大切なものになっていくのだと思う。
そして、プロ注目のスター選手である高良健吾さんは、どこまでもかっこいい!